DirectConnect

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転送が予想より遅い

まず、DirectConnect がケーブルについて計測した速度を確認します。コピーがそれよりかなり遅い場合、原因はたいていコピーの方法か相手側のディスクです。

計測された速度を確認する

相手のコンピュータのウインドウには、接続の種類と計測した速度が表示されます(例:「USB4 で接続 · 9.3 Gb/s」)。これがこの接続でコピーが出せる上限です。

相手のコンピュータのウインドウ上部:Thunderbolt で接続 · 9.3 Gb/s(Mac)
相手のコンピュータのウインドウ上部:Thunderbolt で接続 · 9.3 Gb/s(Windows)
相手のコンピュータのウインドウ上部:Thunderbolt で接続 · 9.3 Gb/s(Linux)

この数値はケーブルの定格より低くなるのが普通です。たとえば、40 Gbps の Thunderbolt ケーブルでつないだ 2 台の Mac では 22.2~23.5 Gb/s でした。

Finder やエクスプローラーでのコピー

Finder やエクスプローラーでファイルをドラッグしている場合は、代わりに高速コピーを使ってください。

Finder とエクスプローラーは 1 度に 1 ファイルずつコピーします。ファイルごとに、名前の検索、ファイルの作成、書き込み、日付の設定、ファイルを閉じる処理など、十数件の要求に相手のコンピュータが答えるのを待ちます。数千個の小さなファイルがあると、データを移すよりも待ち時間のほうがずっと長くなります。

高速コピーは最大 64 ファイルを同時にコピーし、それでもすべてのファイルを確認します。2 台の Mac の間では、2,000 個の小さなファイルのコピーに Finder は 2.3~2.8 秒、高速コピーは 0.23~0.71 秒でした。Windows PC と Mac の間では、エクスプローラーが 4.8~5.6 秒、高速コピーが 0.77~1.11 秒でした。

Mac から送る大きなファイルが遅い

Finder は、より速いケーブルでも、大きなファイルを別の Mac へ約 6.6 Gb/s で送ります。macOS はネットワークドライブへファイルデータを小分けにして送るためで、DirectConnect にはこれを変えられません。高速コピーでは同じ 1 GiB のファイルを 11.3~13.8 Gb/s で送れました。

もう一方の Mac から Finder でコピーする場合は影響を受けず、約 11.3 Gb/s です。

計測された速度が低い

  • より速いケーブルを使う。両方のコンピュータが 40 Gbps に対応していれば、40 Gbps の Thunderbolt 4 または USB4 ケーブルは 20 Gbps のケーブルよりずっと速くなることがあります。必要な USB-C ケーブルをご覧ください。
  • 適切なポートを使う。高速なポートが 1 つだけで、ほかは遅いコンピュータもあります。お使いのコンピュータの仕様を確認してください。
  • 直接つなぐ。ハブやドックは接続を遅くすることがあります。
  • Linux では、ケーブルの 2 本のレーンのうち 1 本しか使わないノートパソコンがあります。Linux での既知の問題をご覧ください。

Windows PC からの小さなファイルが初回だけ遅い

Windows PC から小さなファイルの多いフォルダを初めてコピーすると、2 回目より 10 倍以上遅くなることがあります。Microsoft Defender が、ファイルが初めて開かれるときにスキャンするためです。Windows での既知の問題をご覧ください。

大きなコピーの実行中は小さなファイルが遅くなる

同じ 2 台のコンピュータの間で大きなコピーが実行中だと、小さなファイルは接続を共有し、そのデータの後ろで待ちます。

たとえば、Mac から Windows PC への 2,000 個の小さなファイルのコピーは、Finder で 2.7~2.9 秒でした。PC が Mac に 1 GiB のファイルを送っている間は、同じコピーに 17.8~21.5 秒かかりました。

小さなファイルを先に使いたい場合は、大きなコピーが始まる前か、終わった後にコピーしてください。

大きなコピーが途中で遅くなる

受信側のコンピュータの空きメモリよりずっと大きなコピーは、メモリがいっぱいになるとディスクの速度まで落ちます。外付けドライブや古い内蔵ドライブは、ケーブルより遅いことがあります。

たとえば、Mac から Windows PC へ 40 GB のファイルをコピーしたところ 5.9~6.0 Gb/s でした。ほかに何も動かしていない状態で PC 自身のディスクが同じ量を書き込んだときは 7.95 Gb/s だったので、速度を決めていたのはケーブルではなくディスクです。