移行アシスタントを使わずに古い Mac から新しい Mac へファイルを移す方法
必要なフォルダだけを移すには、2 台の Mac を Thunderbolt ケーブルでつないでファイル共有でコピーするか、古い Mac をディスク共有モードで起動します。移行アシスタントは丸ごと複製するのには向いていますが、古いアプリや設定、何年分もの不要なものまで持ち込みます。
思ったより難しい理由
- 移行アシスタントは全部か無しか。大まかな項目は選べますが、必要なフォルダだけを選ぶことはできません。実行中はどちらの Mac も使えません。
- iCloud Drive は大きなフォルダだと遅いうえ、ストレージプランの容量に制限されます。すべてを一方の Mac からアップロードし、もう一方にダウンロードします。
- AirDrop は大きなプロジェクトが苦手。大きなフォルダは時間がかかり、どちらかの Mac がスリープすると失敗します。
- ファイル共有には設定が必要。フォルダを共有し、ケーブルのアドレスを調べ、サインインし、スリープやケーブルを抜くたびに接続し直す必要があります。小さなファイルのフォルダはコピーが遅くなります。
- ディスクを共有すると、コピー中は古い Mac が使えなくなる。
- 外付けドライブはすべてを 2 回コピーする。
何を移すか決める
- ホームフォルダ:書類、デスクトップ、ピクチャ、ムービー、ミュージック、各プロジェクトフォルダ。
- 写真やミュージックなどのアプリのライブラリ。両方の Mac でアプリを終了した状態で、1 つの項目としてコピーします。
- アプリ本体は移しません。最新版を入手するため、新しい Mac で入れ直します。
コピーした写真ライブラリを使うには、新しい Mac で Option キーを押しながら写真を開き、そのライブラリを選びます。
方法 1:Thunderbolt ケーブルでファイル共有
両方の Mac を使える状態のまま、必要なものだけをドラッグして移せます。Thunderbolt ケーブルと、古い Mac の自分のアカウントのユーザ名とパスワードが必要です。
古い Mac で:フォルダを共有する
- 2 台の Mac を Thunderbolt ケーブルでつなぎます。
- システム設定を開き、一般、共有の順に選び、ファイル共有をオンにします。
- ファイル共有の横の情報ボタンをクリックします。共有フォルダで追加ボタン(+)をクリックし、コピーしたいフォルダを選びます。ユーザで自分のアカウントが読み/書きまたは読み出しのみになっていることを確認し、完了をクリックします。
- システム設定でネットワーク、Thunderbolt ブリッジの順に選びます。詳細…、TCP/IP の順にクリックし、IP アドレスを控えます。通常は 169.254 で始まります。
- 任意:ノートパソコンの場合は電源につないだままにします。システム設定でバッテリーを選び、オプション…をクリックして電源アダプタ接続時にディスプレイがオフのときに自動でスリープさせないをオンにします。
新しい Mac で:接続してコピーする
- Finder で移動 > サーバへ接続…を選びます。
smb://に続けて古い Mac のアドレス(例:smb://169.254.10.20)を入力し、接続をクリックします。- 登録ユーザを選び、古い Mac の自分のアカウントのユーザ名とパスワードを入力して接続をクリックします。
- 共有フォルダを選んでOK をクリックします。Finder のサイドバーの場所に表示されます。
- 必要なフォルダを新しい Mac にドラッグします。
終わったら、古い Mac のファイル共有をオフにします。
起きる可能性のある問題
- コピーが Wi-Fi を通る。名前で接続したり、Finder のネットワークで古い Mac をクリックしたりすると、ケーブルではなく Wi-Fi のアドレスにつながることがあります。169.254 のアドレスで接続するか、コピー中は古い Mac の Wi-Fi をオフにしてください。
- 接続が拒否される。古い Mac のファイアウォールが外部からの接続をすべてブロックする設定になっていると、ファイル共有は接続を受け付けられません。システム設定のネットワーク > ファイアウォール > オプション…で確認してください。
- 小さなファイルはコピーが遅い。Finder はネットワーク共有からファイルを 1 つずつコピーし、ファイルごとに古い Mac を待ちます。コードのプロジェクトや写真のフォルダは、同じサイズの 1 つの大きなファイルよりはるかに時間がかかります。先に古い Mac でフォルダを圧縮し、1 つのアーカイブとしてコピーすると速くなります。
- 共有が切れる。スリープ、再起動、ケーブルを抜いたあとは、共有フォルダが Finder から消えます。サーバへ接続…で接続し直します。ケーブルをつなぎ直すとアドレスが変わることがあるため、前のアドレスで失敗したら確認し直してください。
ケーブル接続について詳しくは、Thunderbolt でファイルを転送する方法をご覧ください。
方法 2:ディスクの共有またはターゲットディスクモード
これらのモードでは、ファイル共有、アカウント、アドレスなしで古い Mac のディスク全体を共有します。終わるまで古い Mac は使えません。
古い Mac が Apple シリコン搭載なら、ディスクの共有を使います:
- 2 台の Mac を Thunderbolt ケーブルでつなぎます。
- 古い Mac をシステム終了し、「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで電源ボタンを押し続けます。
- オプション、続けるの順にクリックします。
- ユーティリティ > ディスクを共有を選び、ディスクを選んで共有を開始をクリックします。
- 新しい Mac で Finder を開き、サイドバーのネットワークをクリックし、古い Mac をダブルクリックしてゲストとして接続します。ファイルはユーザフォルダにあります。
古い Mac が Thunderbolt 搭載の Intel Mac なら、システム終了してから T キーを押しながら起動します。新しい Mac に外部ディスクとして表示されます。両方のモードについては、ノートパソコンを外付けドライブとして使う方法をご覧ください。
方法 3:外付け SSD
フォルダを高速な SSD にコピーし、SSD から新しい Mac にコピーします。設定は不要ですが、すべてを 2 回コピーします。Mac は Windows 用にフォーマットされたドライブ(NTFS)を読めても書き込めないため、APFS か exFAT のドライブを使ってください。